日本一ソフト、25年3月期の業績予想を下方修正 営業益1億9200万円→8100万円に減額 受託が想定より長期化 契約見直し自社IP創出に注力
日本一ソフトウェア<3851>は、6月20日、2025年3月期連結業績予想の下方修正を行い、売上高47億7400万円(前回予想49億4700万円)、営業利益8100万円(同1億9200万円)、経常利益1億5400万円(同3億2500万円)、最終利益3100万円(同1億8800万円)、EPS6.25円(同37.17円)とした。
・売上高:47億7400万円(前回予想49億4700万円)
・営業利益:8100万円(同1億9200万円)
・経常利益:1億5400万円(同3億2500万円)
・最終利益:3100万円(同1億8800万円)
・EPS:6.25円(同37.17円)
他社タイトルの受託開発について、当初想定していた開発期間を超過することとなり、同社としては経営資源を新規IP(知的財産)の創出に投入することが適切であると判断し、他社との契約を見直すこととなった。受託開発の会計処理は工事進行基準を適用しており、進捗度に基づき収益および費用を計上しているが、今回の契約見直しにより予想の修正が必要となった、としている。
短期的には受託関連の収益減による下方修正となるため、どうしてもネガティブな印象を受けるが、中長期的には自社IPの創出につなげることができれば大きなプラスになる可能性がある。
なお、業績推移は以下の通り。
会社情報
- 会社名
- 株式会社日本一ソフトウェア
- 設立
- 1993年7月
- 代表者
- 代表取締役社長 猿橋 健蔵
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高53億3900万円、営業利益4億100万円、経常利益8億4200万円、最終利益5億9300万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 3851