gumi、25年4月期決算は経常利益21億円と45億円赤字から黒字転換…ブロックチェーン事業が急成長、モバイルゲームも赤字大幅減

gumi<3903>は、本日(6月11日)、2025年4月期の連結決算を発表し、売上高89億4200万円(前の期比25.9%減)、営業利益3億7000万円(前の期は50億4000万円の損失計上)、経常利益21億0300万円(同45億1400万円の損失計上)、最終利益20億6300万円(同59億3400万円の損失計上)だった。

・売上高:89億4200万円(同25.9%減)
・営業利益:3億7000万円(同50億4000万円の損失計上)
・経常利益:21億0300万円(同45億1400万円の損失計上)
・最終利益:20億6300万円(同59億3400万円の損失計上)

 

 

モバイルオンラインゲームで、前の期の赤字となった要因である不採算タイトルが早期撤退によって業績への影響がなくなったことに加え、コストの適正化が奏功し、営業赤字幅が大きく減った。また、ブロックチェーン事業もエンタメ・アセットマネジメント領域が伸び、大幅増収・黒字転換を達成した。

 

■モバイルオンラインゲーム事業

売上高は64億5400万円(同39.9%減)、営業損失は1億1800万円(同34億8500万円の営業損失)となった。

売上高に関しては、不採算タイトルの早期撤退、一部タイトルの他社への運営移管、並びに、同社の連結子会社であったエイリムの株式譲渡等により、減収となった。営業利益に関しては、開発・運用体制の大幅な見直し等に伴うコストの適正化等が奏功したことにより、外注費や広告費が減少し、大幅に損失額が減少した。

 

■ブロックチェーン等事業

売上高は24億8800万円(同86.9%増)、営業利益は4億8900万円(同15億5400万円の営業損失)となった。

ブロックチェーン等を取り巻く法令及び行政の動向等を踏まえつつ事業展開を行っており、ブロックチェーンゲームの配信やプラットフォームビジネスを中心としたエンターテイメント領域に加え、アセットマネジメント、投資を中心とした金融領域の2軸で事業を推進している。

売上高に関しては、エンターテイメント領域においては、ブロックチェーン技術を活用した推し活プロジェクト「OSHI3」の基軸となるトークン「OSHI」の受領及び本プロジェクトの第一弾タイトルである「ファントム オブ キル -オルタナティブ・イミテーション-」の配信に伴う売上高計上、並びにトークン「FCT」の受領に伴う売上高計上等により増収となった。アセットマネジメント領域においては、ノード運営のポートフォリオ最適化により良質なトークンを保有し、安定収益を創出した結果、概ね同水準の売上高となった。営業利益に関しては、売上高の増加に加え、開発中のタイトルの開発コストが減少したこと等に伴い、増益となった。

会社情報

会社名
株式会社gumi
設立
2007年6月
代表者
川本 寛之
決算期
4月
直近業績
売上高120億6600万、営業損益50億4000万円の赤字、経常損益45億1400万円の赤字、最終損益59億3400万円の赤字(2024年4月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
3903
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